現在、日本で一番多く使われている水虫薬はクレナフィン(科研製薬)です。
日本におけるクレナフィンの2015年度売上高は、約200億円です。
クレナフィンの特徴は、爪水虫を治す外用剤である、という点にあります。
従来、爪水虫を治すためには内服剤の服用しか方法がなかったのですが、この薬剤の登場によって爪水虫を塗り薬で治すことが可能になったのです。
ただし、爪全体が菌に侵食されている場合には内服薬でないと治らないとされています。
また、クレナフィンは薬価が高く、一本の爪水虫を処理するためには3割負担で月額4千円かかるとされています。
1年間使用すれば5万円必要ですね。
クレナフィンの効果がどの程度あるのか、ネットで画像を調べて見ました。
ちょうど目についた画像がありましたので、ここに引用します。
この画像では、薬剤処理を1年間行なった結果(Week 52、52週)が示されています。
処理前(Baseline)に比べると著明に改善されています。
ただし、私の目から見ると、この2例ともに水虫完治ではありませんね。
まだ菌が残っている状態です。
左の症例では、爪に縦の白い筋が残っており、この筋の一番深い部分(爪根元に達している)に菌が生きています(菌がいなくなれば、完全無欠のピンク色の爪になるはずです)。
また、爪先端部の皮膚が明らかに剥がれており、ここには重度の皮膚水虫が残っています。
クレナフィンは皮膚水虫に対する効果が良くないことがわかります。
爪や皮膚の水虫を完治させるためには、患部にいるカビのタネ(胞子)を消滅させることが必要です。
クレナフィンは、タネに対しては全く無効です。
クレナフィンの有効性には自ずから限界がある、ということですね。
水虫を治しましょう。
アルテン液は水虫菌のタネ(胞子)を消滅させて、水虫を完治させます。
一度お試しください。