これまで私は無数ともいえるほどの水虫の写真を撮ってきました。
その記念すべき第一号の写真(左足裏)を示します。
足裏にできている多数の赤い斑点が水虫症状です。
皮膚科医はこの足裏を見るなり、「水虫ですね、これは治りませんから」と宣告しました。
それでも私は、「これを治してやるぞ」、と思いました。
エタノールは殺菌効果を持っており、70%エタノールが殺菌効果が一番高いと言われています。
私が最初に考えたことが、この70%エタノールを上手に使えば水虫を治せるのではないか、ということでした。
最初に種明かししますと、エタノールには致命的な欠点があります。
それは、エタノールには真菌(カビ)のタネ(胞子)を殺す効果が全くない、ということです。
当時、私には水虫に関する知識は全くなく、タネのことなども全く知らなかったですね。
無知とは怖いものです(笑)。
ただし、今使われている水虫薬も、タネを殺す効果は全くないのですが。
水虫菌は皮膚の中にいますので、とにかく70%エタノールを皮膚に接触させることが必要です。
それで、脱脂綿にこの液を染み込ませて足に貼り付けて、靴下を履いて数時間処理しました(下の写真)。
すると、70%エタノールが皮膚に染み込んで、皮膚が白くふやけました。
そのふやけた皮膚を毛抜きでこすって除去しました(下の写真)。
写真で見るとかなりの量の皮膚を除去できていますね。
さて、ここで三択問題です。
この処理で水虫は改善されたでしょうか?
1)水虫はかなり治った。
2)水虫は治らなかった。
3)水虫は全体に広がった。
次回の記事で正解を解説します、お楽しみに!