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Channel: 水虫道場
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水虫の症例(Sさん)

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Sさんには、重度の爪水虫と角質増殖型水虫があります。
それらをご紹介します。
右足爪の状態を写真で示します。
右足爪の状態
イメージ 1

右親指爪は大きく損傷しており、爪全体が水虫になっています。
ほかの爪は、きれいな形を保っています。
このように爪が損傷しているのは、Sさん自身が何らかの方法で爪をはぎ取ってしまったからでしょう。
実はSさんには水虫患部の爪や皮膚をはぎ取る癖があり、このことが患部を悪化させているのですが。
このことについては後で解説します。

この親指爪に対して、処理液を1日2-4回噴霧・乾燥しました。
爪根元にいる菌を死滅~弱体化させることができれば、爪が新陳代謝能力を回復して根元から新しい爪が伸びてきます。
そして、それに伴って爪患部は爪先へと排出され、患部を爪先で切り取ってしまえば爪水虫完治になります。
処理1週間後の爪の写真を示します。
1週間後
イメージ 2

爪根元の状態をご覧いただくと、中央部根元の爪が伸びていることがわかります。
つまり、噴霧処理(外用)によって処理液が爪根元の最奥部にまで侵入し、菌を弱体化させて爪の新陳代謝能力が回復し、爪が根元から伸びてきた、ということになります。
爪全体が白っぽくなっていますが、これは爪表面にいた菌が死滅し、爪表面部の爪組織が死んでいることが確定したためにザラザラの死んだ爪が露出して、光を乱反射しているために白く見えるのです。
注、菌が生きている間は、死んだ爪組織が死んでいない状態に保たれています。
  これぞ菌の持っている超能力ですね!

処理1ヶ月後と、4ヶ月後の写真を示します。
1ヶ月後
イメージ 3

4ヶ月後
イメージ 4

爪は順調に根元から伸長しており、爪患部は爪先へと排出されつつあります。
とは言え、爪根元はまだまだ健康な爪にはなっておらず、爪が治るかどうかは不明な状況です。
この続きは次回にご紹介します。

ここで、冒頭に述べました、爪をみずからはぎ取って傷つけた、という行為について、述べます。
Sさんは、この親指爪をみずからはぎ取っていますね。
これは、爪に住み着いている水虫菌を何とか除去したいという一心で行った行為ではあります。
しかし、水虫菌はカビなのです。
患部の損傷している爪や皮膚をはぎ取っても、菌(カビ)を取り去ることはできません。
無駄な,無意味な行為なのです。
それどころか、患部の爪や皮膚をはぎ取る行為は、とんでもない結果を招きます。
読者諸賢にそのことをご理解いただきたいのです。

菌に侵蝕されているとは言え、患部の爪や皮膚は強靭にできています。
それらの爪や皮膚を指などで引きはがすと、患部だけではなくて、健康な部分の爪や皮膚までもがはがれます。
これが大問題なのです。
健康な爪や皮膚をはがすと、当然その部分が傷つきますので、血液や体液がその部分にしみ出してきます。
それらの体液は、菌にとっては絶好のエサになり、菌が大繁殖します。
つまり、菌を除去しようと思って行った行為が、実は菌を大繁殖させることになるのです。
さらに悪いことに、このように菌が大繁殖した状態の患部に対して、水虫薬を塗っても効果が薄れてしまって効かないのです。

カビが住み着いている水虫では、水虫薬を塗って治すしか方法がないのです。
自傷行為だけは、おやめください。
水虫がひどくなりますから!
水虫が治らなくなりますから!



塗るだけで水虫が消える!
爪水虫を治しましょう!

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